当院の治療について メディカル・トリートメント・モデルの導入
メディカル・トリートメント・モデル(MTM)とは
むし歯や歯周病にならないための、予防と再発防止を重視した診療スタイルのことをメディカル・トリートメント・モデルと言います。
歯科医療の先進国であるスウェーデンで提唱されたもので、十分な検査を通して口の中の現状把握とむし歯などになるリスク分析をし、適切な治療を実施、患者さん一人ひとりに合った予防プログラムを立てて、定期的なメインテナンスを行っていく―といった流れになります。
生涯健康な歯でいられるための診療スタイルと言えます。
※そもそもメディカルトリートメントモデルは医科の世界では当たり前の治療スタイルです。
メインテナンスとは
MTMの一つであるメインテンスは、健康な歯を維持するために、定期的に歯科医院で歯の状態のチェックや歯垢の除去などをすることです。
むし歯の治療が終わったことで「完治」ではありません。一度むし歯の治療をした歯が再びむし歯にならないように患者さんと歯科医院が協力し、日ごろから口の中の細菌を減らすことに努めることで歯が守られていくのです。
治療の流れ
①初診
レントゲンの撮影や各種検査により口の中の状態を確認します。痛みが強ければ応急処置をします。
②説明
検査結果を説明し、ブラッシングの指導をします。
③初期治療
歯科衛生士が歯石を取り除きます。結果を基に、数回に分けて行います。
④再評価
口の中がどのくらい健康になったのかを確認します。
⑤治療
必要な治療をします。
⑥SOT (サポーティングオーラルセラピー)
約1ヵ月後、口の中の健康な状態が維持できているかどうかを確認します。
⑦メインテナンス
3〜4ヵ月に一度、口の中の虫歯・歯周病のリスクを知り、バイオフィルム(口の中の細菌の塊)を除去します。