みなさんこんにちは!5月も後半となり初夏の訪れを感じる時期となりました。
仲宿商店街を歩くと紫陽花のつぼみが膨らみ、もうすぐ花を咲かせそうな様子も伺えます。
(上の写真は5月上旬の六義園 つつじです)
さて、本日は院内で行なったセミナーについてのお話です。
今回の講師は、福岡県にある北欧歯科からいらしていただいた加藤先生です。先生は、予防先進国スウェーデンのイエテボリ大学や、アメリカ・香港で歯周病に関する臨床や研究をされてきたグローバルなキャリアの持ち主です。
セミナーでは予防歯科を中心として、患者さんとのコミュニケーションの取り方や歯周病のリスク評価のお話をしていただきました。
当院には、年間通してたくさんの患者さんがいらっしゃいますが、全ての方が初めから口腔内の状態に対して正しい知識を持っていたわけではありません。日本は世界と比べて歯科医院が少ないわけではありませんし、日本の気質的に几帳面で丁寧な方が多い印象です。それなのにも関わらず、歳を重ねたら入れ歯やインプラントが当たり前、虫歯や歯周病は防ぎようのない病気だと考えている方の非常に多いこと。当院の歯科衛生士から虫歯や歯周病は本来稀な疾患であり、科学的に予防できることがわかっているという事実を知ると驚かれる方が大半です。
予防先進国と日本の違いは歯に対する考え方の違い=文化の違いです。
削って詰めることが全てではなく、そもそも削ることのないよう何もない時に来る文化を根付かせるような歯科医院の努力と情報発信力が求められます。
今後も、来ていただいた患者さんに正しい知識を提供し個々にあった予防プログラムで寄り添いながら接していけるよう邁進してまいります。