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2014.07.25更新

こんにちは!
歯科衛生士の小河原です。

突然ですが、皆さんはスウェーデンが世界で最も歯科疾患が少ない国と言われていることをご存知ですか?
かつてはスウェーデンも、多くの人が虫歯や歯周病で歯を失っていました。
今では日本でもCMなどで「予防歯科」を耳にする機会が増えたかもしれませんが、スウェーデンでは40年以上前からスタートしていました!

そのスウェーデンへ留学し、ヨーロッパ歯周病学会専門医の認定を受けた福井秀和先生に来ていただき、7月16日(水)、17日(木)の二日間は勉強会をしました!



ちなみにこの認定を受けた歯周病専門医は、日本に二人しかいないそうです!!
とてもとても貴重な勉強会です!

患者さんのお口の中を見る歯科医師や歯科衛生士だけが勉強するのではなく、
立場は違えど医療に携わるスタッフ全員で同じ認識を持つべく、総勢20名で参加しました!

福井先生の丁寧で分かりやすい講義により、歯周病の始まりを細胞レベルの変化から理解できました。
私たちが患者さんのお口を診るとき、細胞のお話をすることはないかもしれませんが、
治癒の近道を的確にアドバイスできることにつながると思いました。

福井先生が私たちに一番伝えたかったことは、
お口を診るのではなく「患者さんを診る。」
まさに、木を見て森を見ずではいけない。ということです。
病気を治すには、原因のプラーク(細菌)をきちんと取り除くという、本当に初歩的なことが必要です。
患者さんによるホームケアありきです。
それに加えて、定期的に衛生士による健康状態のチェックを受けることこそが予防です。

ですから、一度治療して「何かあったらまた来てください」では、また患者さんを危険にさらしてしまう事になるんです。メンテナンスを続け、再発や新たな病気を予防しなければ、本当の治療とは言えません。
スウェーデンでは、その重要性を伝えることも歯科医院の重要な役割になっています。

今後、福井先生による勉強会は2ヶ月に一度実施していく予定です。
スタッフ一同、スウェーデン式予防歯科の勉強をしてパワーアップしていきたいと思います!


投稿者: やまねセンター歯科

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